• HOME
  • >  おっちゃんの「課外学習」
文字サイズ
大
中
小

おっちゃんの「課外学習」

2008年10月07日

白線の論理と倫理 vol.5 観察調査:白線をまたいで喫う人。

筆者:おっちゃん10年以上前、私鉄のホームに喫煙コーナーができた。ホームの端の方に、吸殻入れが置かれ、その周りを白線が囲んでいた。そこだけ、人の固まりができた。おっちゃんも、ホームの端っこに行って、タバコをくわえた。当時は、通勤の途中でも喫いたくなった。喫うことを制限されるほど、喫いたくなる。そんな心理も働いていたのだろう。


あるとき、白線をまたいでタバコを喫っていることに、おっちゃんは気づいた。白線の内側でも、外側でもない。白線の中は狭い。混んでいるときだけか。いや、いつもいつも、そうしていることに気づいた。なんでやろ、と思って、考えた。

白線の外側はアカン。タバコを喫わない人に迷惑や。社会ルールを無視する人間やとも、思われたない。じゃ、白線の中で喫ったら、エエやないか、と言うと、そうもいかん。なんか、抵抗がある。白線の中に入ることに、素直に従うことに。何か、こだわってんなあ。何にこだわってんのやろ、と気になった。
路上の喫煙コーナーの白線の仕切り。閉じ込められる気分。「隔離」や、ないかな、と思った。たかが、たばこで、隔離されやなアカンのか。伝染病にでも患ったみたいな。声高に文句を言う権利はないけれど、なんか、そこまでされる悔しさと云うのか、いやな気分だった。

おっちゃんと同じように、白線をまたいでたばこを喫う人は、いるのか。同じように感じる人はいるのか、が気になりだした。おっちゃんは、ただ、僻みっぽいだけなのか。まず、会社の目の前、中目黒駅前の喫煙所の観察調査を実施した。

中目黒駅前に小さな喫煙コーナーがある。ここで2時間立って観察しました。ほんとうは、JR・私鉄の喫煙所も調査したかったけれど、すべて断られた。喫煙の件にはさわって欲しくない雰囲気だった。さらに、JTにも、町中の喫煙に対する考え方を取材させてほしいと言ったけれど、やはり、相手にされなかった。中目黒駅前の喫煙コーナーは許可がいらないので、実行。15:00~17:00までの、わずか2時間。

その調査結果。
2時間の間に、喫煙コーナーの利用者は、総数166人。男性124人、女性32人。さて、白線の中、白線付近、白線の外の3つで分けると、白線付近は、22人(14%)。おっちゃんと同じように、白線をまたいでいる人も、3人いました。残念ながら、その心理は聞けませんでした。

ついでに報告すると、白線の内側は54人(35%)。残り90人(51%)ほどが、白線の外側でした。白線の外側が、半分を超えるのは、意外でした。みんな行儀悪いのか。確かにマナーの悪い人もいました。歩いてきて、喫煙所の近くに来て、たばこに火をつけて、そのまま去って行く人。喫煙所の役割を何にも考えてない。タバコをくわえて歩いてきて、喫煙所で捨てて去っていく人。この人もマナーは悪いが、まだ、喫煙所を利用している。捨てたばこをしない分だけでも。

外側で喫う人が多いのは、単純に、白線の内側の空間が狭いだけ。
でも、多いのは、少し離れてたばこを喫う人。白線無視か。これは、中目黒の利用者は、マナーが悪いのか。それとも、白線の中のスペースが狭いために、利用したくてもできないのか。さすがに、白線の中で肩寄せ合い、詰め合わせて喫うこともできない。空くのを待つほどのこともない。だから、白線の外になっただけかもしれません。

ルールができるには、まず、ルールの精神がある。精神は順守するが、ルールの運用は弾力的にやる。その現れかもしれない。白線は、喫煙可の場所表示。目立つようにして引かれている。すなわち、領海表示とは解さない。その付近で喫えばOK。吸殻を灰皿に捨てればOKという解釈か。

じゃ、もっと詳しく調べてやろうと、悪乗りして、Webで調査をかけました。会社では調査もやってますから、まあ、原価でできますから。

次回は、そのご報告です。

(つづく)

おっちゃんの「課外学習」とは!?
気になることがあると、追求せざるを得ない性分のおっちゃん。
日々、せっせと勉強していることをここで発表します。
課外学習、いろいろ(カテゴリ)
白線の論理と倫理
インクから、光へ
バックナンバー
2008年10月
2008年9月
2008年8月
最近の投稿
白線の論理と倫理 vol.9 Web調査:目安としての白線
白線の論理と倫理 vol.8 Web調査:白線は、「善悪の境界線」
白線の論理と倫理 vol.7 Web調査:どうする、50代?
白線の論理と倫理 vol.6 Web調査:マナーを守る人90%
絵本『ボクも、川になって』
絵本『ボクも、川になって』
お求めはこちらへ
絵本『ボクは、なんにも ならない』
絵本『ボクは、 なんにも ならない』
お求めはこちらへ
FOOTRACK