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おっちゃんの「課外学習」

2008年8月12日

ギャルゲーのために、フォントを作った男 vol.1

筆者:いぬ「関野フォント1号」登場。

関野フォント1号今年(2008年)5月発売の7月号で休刊、26年にわたる歴史を閉じたパソコンゲーム情報誌『LOGiN』(その後は、ウェブマガジンとしての継続が決まっている)。この老舗雑誌が最も大きな盛り上がりを見せたのは、1980年代前半だと僕は思っている。


「ウルティマ」、「ウィザードリー」など、今でこそ有名だが当時はあまり知られていなかった海外発のゲームを積極的に紹介し、1986年4月号では「RPG超特集」と銘打って、読者にとってまだまだ未知のゲームジャンルであった「RPG」の海外・国内における現状と展望とを一冊を挙げて取り上げるなど、独自性の高い特集の切り口で、先鋭的なゲーム情報誌としての位置づけを獲得していった。さらに「ソフトウェアコンテスト」などを誌上で開催し、ゲームクリエイターをめざす読者を支援しもしていた。この頃の『LOGiN』からは、「これから」の業界であったゲーム業界を自らリードしていこう、という強い意志を感じる。

第一線で活躍するゲームクリエイターが、読者から寄せられるプログラミング制作上の疑問に答える「ゲームメイキング相談室」は、モノクロ4ページながら『LOGiN』の気概の一端がうかがえるコーナーだ。アドベンチャーゲーム「ポートピア連続殺人事件」で高い評価を得たゲームクリエイター、堀井雄二(1986年に『ドラゴンクエスト』を発表し、クリエイターとしての評価をさらに高めることとなる)をはじめとする解答者が、ゲーム作りに悩む若い読者の質問に答えていく。その内容は、「会話ルーチンの作り方」、「モンスターをランダムに出現させる方法」など、ごくマニアック、ごく実践的なものばかり。

当時『マイコンBASICマガジン』など一般向けのプログラミング専門誌はあったものの、ゲーム情報誌でプログラミングにここまで踏み込んだコーナーを持っていたのは『LOGiN』くらいだろう。

関野ひかるさんが「関野フォント1号」を発表したのは、1986年4月号の同コーナーでのこと。「アドベンチャーゲームをひらがなで表示したい」という質問に対して、自作のゲーム「TOKYOナンパストリート」用に開発(!)したひらがなフォントを、拗音なども含めて60文字分公開した。ひとこと「ひらがなは関野フォント1号を使用しました」と入れれば、その使用は自由。当時はそんな言葉はなかったが、要は「オープンソースのフリーフォント」だ。

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