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おっちゃんの「感想・鑑賞録」

2008年8月22日

「文章のみがき方」辰濃和男

筆者:立ち読み常連の学生書くことに挑むこと。

「正直に飾りげなく」書く。
「わかりやすく」書く。
「単純で明晰」に書く。
「五感」で書く。
「低い目線」で書く、など。


この「文章のみがき方」は、ジャーナリストであり
「文章の書き方」の著書もある、辰濃和夫氏の文章指南の本です。
いい文章を書くための心がけを、作家・文筆家たちの文章や
言葉を手がかりに読み解きながら、
わかりやすく箇条書きでポイントを整理しています。
文章は、読めばいい、書けばいい、というのではなく、
いい文章の条件を踏まえないと、いくら書いても、文章は良くはならない。

それでは、文章を「みがく」ためにはどうしたらいいか。
本書に掲載されているいくつかの例をあげてみます。

その1
瀬戸内寂聴の言葉から

「文章というのは、むずかしいことを知っていても、
やさしい言葉で相手にわかるように書かなければいけないのです」
「自分がものを書くときには美文にしようと思ったり、
それこそ調子を出そうと思ったり、どうしても気取るじゃありませんか。
でも気取ってもだめだとわかりました」

その2
花森安治がしていたこと。

「花森安治は、たくさんの人の文章を大学ノートに書き写していた。
森鴎外、志賀直哉などの文章を、何度も何度も書き抜いていたそうです。」

その3
江國香織が言っていたこと

「私は自分で歩いて自分で見て、自分で触ったものだけを書いていたい。」

この本ではそのほか、たくさんの文章の達人たちの言葉や行動を取り上げ、
それらを、辰濃氏が、わかりやすく、紐解いています。
※それぞれの章の最後には、辰濃氏が
まとめたポイントの箇条書きがあり、これがとてもわかりやすい。

「文章のみがき方」を読んでみて思うのは、常日頃、私たちが、手を抜いてしまうような、
ごくごく当たり前のことを、文章の達人と言われている人たちが、
真剣に悩み、それを念頭に、日々、文章に立ち向かっていること。
書くことに対して、探求心を持って、挑んでいることです。

この本を読む度に、自問するのです。
「おまえは、文章を書くことに、挑んでいるか。」

 

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日がな一日、本に囲まれて生活をするおっちゃん。おっちゃんが読んだ本や、見た映画など、ジャンルを問わず紹介します。
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