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おっちゃんの「日々こもごも」

2012年5月13日

宇宙観のある写真展

5月11日(金)は、
石川梵さんの写真展『人の惑星』のオープニング・パーティがあった。
会場は、品川駅のキャノンギャラリーS。
1月に出た『コトノネ』創刊号、
この4月に発行した2号でも、写真を提供していただいたご縁で、
パーティのご案内をいただいた。

石川さんは、52歳。
これからが勝負の年齢だが、
それを宣言するように、いままでの仕事を集大成するような写真展だった。
石川さんのことばによると、
「地球46億年のダイナミズムを捉えようと、
主に空から地球の姿を撮影してきました。
空から見れば、インド大陸がユーラシア大陸にぶつかって隆起して
ヒマラヤになる様子や、
アフリカ大陸が二つに割れていく過程をまざまざと見ることができます」
そう、石川さんの目から見ると、ヒマラヤも地球のシワなのです。

そのシワに一喜一憂して、必死に生きてきた
さまざまな民族の姿も捉えられている。
すがすがしくダイナミックな写真に圧倒される。

石川さんの同じ視線で捉えられた東日本大震災の写真展が、
本日5月13日(日)まで、武蔵野市立吉祥寺美術館で開かれていました。
『THE DAYS AFTER 東日本大震災の記憶』
震災の翌日から、今年の3月12日までの記録が展示されている。

わたしは、昨日出かけてきました。
本でも見たのだけれど、本とはサイズが違う。
大きくなると、飲み込まれる迫力が出てくる。

あまりの惨劇に、ただ唖然とするだけ。
自分の感情も、わからない。
こんな写真を見て、何になるのだ。
「君は、何を思うのだ」
「思って、どうするのだ」と、
ずっと、問いかけられて、ぐったりしてしまう。

わたしは、なんども、東北の被災地に立った。
話も聞いた。
しかし、すでに、3カ月以上経って、6月になっていた。

まず、見なければ、始まらないが、
見ただけでは、何も始まらない。
スタートの号砲を聞きながら、立ちすくんでいるようなものだ。