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おっちゃんの「日々こもごも」

2012年5月12日

福島のロクちゃん

朝の犬の散歩で、
「山ちゃん」のお父さんに会った。

「山ちゃん」は、犬。
1年半ほど前に亡くなった。
16歳ぐらいだった。
なぜ、「ぐらい」がつくかと言えば、
「山ちゃん」は、捨て犬だった。
「山ちゃん」は捨てられて、
工事現場の宿泊所で、余ったご飯を貰いながら生きていた。
正月を迎えて、可愛がってくれていた作業員の人が帰省する。

通勤の通りかかりで挨拶をするようになった「山ちゃん」のお父さんが、
相談されて、そのまま引き取ることになった。
工事現場が小山のそばにあったから、「山ちゃん」と名付けられた。
正確な歳も分からなかった。

そのお父さんが、犬を連れていた。
福島から来たという。
驚いて、「まさか、原発で捨てられた犬ですか」というと、
そうだ、浪江町の出身らしい、という答え。
1年近く、うろついていたらしい。
救助されて、福島から町田のNPOに引き取られてきた。
「子犬は、すぐに引き取り手がつくが、
成犬は、二の足を踏まれる」
見かねて、お父さんが引き取ってきた。
福島では、ロッキーと呼ばれていたらしいが、
六歳ぐらいだろうから、「ロク」になった。

福島のロッキーくん改め、町田のロクちゃんよ、よかったね。
まだオドオドした感じが抜けないが、
「山ちゃん」のように、悠々として、暮らすんだよ。