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おっちゃんの「日々こもごも」

2012年4月03日

障害者施設の勉強会が、仙台で

過日3月31日(土)
ヤマト福祉財団が主催する「パワーアップフォーラム」という
シンポジウムに参加してきた。
わたしも、一応、障害者施設を支援する
季刊誌『コトノネ』の編集長ですから。
少しは、勉強しなくっちゃね。

障害者施設の運営や、
障害者施設の支援に熱心な企業経営者の話を聞く。
演壇に座っているだけで、人柄がにじみ出る人ばかり、
説得力のある、いい話が聞けた。
最後に話された藤井さんの話は、止めの一撃のような衝撃だった。
藤井さんは、障害者施設が参加する団体「きょうされん」の常務理事。

うろ覚えの記憶で披露すると、
先の大震災の死者を調べたところ、
東北3県岩手県・宮城県・福島県で健常者は、住民の1%強だった。
障害者は、2%を越えた。
2倍の死亡率。
障害者の中でも、一番ひどかったのは、聴覚障害者。
地震が起こったことは体感できたが、
津波の情報は届かなかったのではないか。
危険情報や警告は、音声を中心に伝達されるから。

いちばん死者が少なかったのは、知的障害者。
施設などに入所している人が多い。
施設の多くは、住宅の密集した街中を避けて建てられている。
図らずも、立地が高台になったためではないか、と推測される。

いのちが助かったのは喜ばしいことだが、
その理由については、必ずしも手放しで歓迎すべき話ではない。
障害者施設は、建設に当たって住民の反対に会うこともある。
疎まれて、押し出されたところが、高台になった、ということ。

行政は何をしていたんだと、行政に押し付ける姿勢こそ、
障害者の死亡率を高める結果となる。
無関心も、また、大きな差別と痛感した。