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おっちゃんの「日々こもごも」

2011年6月19日

相馬のこどもの夏休み。

ゼルビアの勝利は、主審によって踏みにじられた。
長野に、一試合で2点もPKで与えた。
一点目は、明らかなミスジャッジと思えた。
なのに、後半にまた主審は、PKの笛を吹いた。
なんとも、勇気のある、毅然とした主審だ。
どんな愚かでも、恥じ入ることを知らない人だ。
羨ましい。

2点目のPKを献上したところで、
スタンドのわたしは、心が折れた。
大竹も、心が折れたのだろうか。
信じられないパスミスをした。
そのあと、すぐ交代を命じられた。

若い選手を救う交代だったのか、
懲罰のために退かせたのか。
私が監督だったら、どうしたろうか、と悩んだ。

そんなとき、ふと思った。
6月4日に、絵本を届けるときに垣間見た、
相馬・南相馬のこどもたちのこと。
そのこどもたちに、もうすぐ、うれしいはずの夏休みがやってくる。
けれど、親にとって、その夏休みが、一番心痛めることになる。

思い切り、外に遊ばせてやれないからだ。
蒸し暑い夏に、一日中、家の中に閉じこめられる恐怖。
そんなことはできない、と親は嘆く。
でも、外で遊ばせれば・・・放射線が怖いと親は竦む。


原発の被災地に比べて
試合に一喜一憂できることは、なんて幸せなことだろうか。
この幸せを、おすそ分けしないで、いいのだろうか。

最近、どこから出発しても、同じようなところに戻ってくる。
山手線に乗っているみたいだ。