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おっちゃんの「日々こもごも」

2011年4月24日

震災翌日の空撮。

23日(土)、町田デザイン専門学校を会場に、
東日本大震災の写真によるスライドショーとトーク・イベントがあった。
「震災現場からの報告」
石川梵さんの写真とお話だ。

石川さんは、震災の翌日12日(土)
セスナ機をチャーターして気仙沼まで飛んだ。
上空から、津波の跡も生々しい写真を撮影した。
空港は破壊され、どこも着陸できるところはない。
日帰りして、
その翌日13日(日)、今度はバイクで出かける。

その写真が、スライドで次々に流れる。
石川さんの解説がつく。
瓦礫の山の前で座り込む老人。
消防団員だった息子は行方不明。
弁当を二つ用意して、避難所から毎日、ここまで通う。

二本松市のスクリーニング所。
原発の近くから避難してきた母と子。
放射能の知識が乏しく(正しく言うと、何も教えられず)、
マスクもせずに、ここまで逃げてきた。
抱っこしていた幼児は、あとでかなりの放射能を浴びていることが分かった。
体内汚染については、測りようがない。

国語辞典を握りしめて、
跡形もなくなったわが家にたたずむ少女。
過去をたどる思い出が、すべて消えた。
一冊の辞典だけが、在りし日の自分に出会える。

大きな避難所では、やっと何とか飢えをしのぐだけの食料が来た。
でも、目立たない小さな避難所では、まだ、握り飯を分け合う日々だという。
上下水道、電気も通じないところが多い。

でも、これらのインフラが整ってきてから、
避難民にとって、もっとつらく苦しい日が続くのだろう。