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おっちゃんの「日々こもごも」

2009年11月26日

自分の中に、自分はいない。

筆者:おっちゃん 茂木健一郎さんの本『脳の饗宴』を読んでいると、
ゲーテの『ファウスト』からの引用があった。
生命をつくり出そうとしたが、
なかなかできない。
苦闘しているところに、
地震のような大きな振れが来て、
その衝撃で、生命が生まれたという話。

茂木さんは、このような「偶有性」が、
脳の働きや生命の進化に深くかかわるという。
人生に置き換えれば、よく理解できる。
自分がしたい、こうしよう、と思って、
できたことなど、ほとんどない。

その時、出会った人の考えや行動に、大きく影響を受ける。
共感して受ける影響だけではない。
むしろ、いやいや、従わなくてはいけなくて、同調することも多い。

絵本『ボクは、なんにもならない』も、
ゼルビアにのめり込んだのも、
振り返ると、なんで、こうなったの、
ここまで来たの、という思いがある。

自分の人生は、自分の心の中にあるのでもなく、
他人の思惑の中にあるのでもない。
たぶん、自分と他人の間に、自分の人生があるのだろう。

だから、難しい。
だから、おもしろい。