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おっちゃんの「日々こもごも」

2009年10月28日

女性シートを守った女性。

筆者:おっちゃん
お昼に女性スタッフから聞いた話。
朝、東横線で渋谷から特急電車に乗った。
まだ女性専用車両の時間帯だった。
女性車両は、空いていて、ゆっくり座れる。
向かいのシートにはひとり分が空いていた。

気付かずに乗り込んでくる男性もいる。
おっちゃんも間違ったことが、何度もある。
でも、女性ばかりの見慣れぬ風景に気付いて、
車両を確認して大事には至らなかった。

でも、そのまま乗り込んでくる男性も多かったらしい。
空いたシートに、くり返しくり返し、男性が座る。
そのたびに、見逃さず、ひとりの60歳代の女性が注意する。
みんな素直に従ったという。

ヘッドホンで、どこも見ていない男性が多い。
「まだ女性専用時間よ。いい、聞こえる?」
黒人の男性もいた。
「あなた、日本語、話せる?
いい?女性の電車よ。」と、促す。
深い帽子をかぶって、ヘッドホン。
表情が隠れていて、男女の判別が難しい。
「あなた、女性、ほんとうは男性、どっち?」と呼びかける。
めでたく男性と分かり、席を立った。
まさに「関守」だ。

「気の毒だったのは、空いた席のとなりに座っていた男性です。」
70歳代と思しき男性。
こどもやお年寄りは、女性専用電車に乗っていいルールだから、
座っていていい。
でも、あまり、「あなた、男性?!」との大きな注意が続くものだから、
いたたまれなくなって、隣の車両に移ったらしい、というところで、
大笑いになった。

この60歳代の女性は、最後までめげずに席を守り、
次の駅・中目黒で、大役を果たしたように降りた。
「ひょっとしたら、日課にしていたら、おもろいな。」
「ありますよね、駅の周りを掃除してくれる人もいますからね。」
と、のどかな会話が楽しめた。

こんな「関守」のような女性がいるから、世の中は、おもろい。