• HOME
  • >  おっちゃんの「日々こもごも」
文字サイズ
大
中
小

おっちゃんの「日々こもごも」

2009年9月22日

むかしも、いまも、忘れました。

筆者:おっちゃん 光が丘公園に来たのは、何年振りだろう。
もう、20年以上は経つ。
むかし、会社勤めをしていたころ、
日大・光が丘病院に来たことがある。

大病院と開業医の連携を進める、そのはしりのころだった。
その取材だったように思う。
じゃあ、その目的は、というと、
確か関連したサービスを事業化するためだったように思うが、
それ以上は、何も思い出せない。
街の風景もまったく記憶に残っていない。
見事なほど。

光が丘公園の遊歩道をゆっくり歩く。
車の音はかすかに聞こえるけれど、
姿はまったく目に入らない。
広い歩道を、自転車も人もゆっくり行き交う。

森の入口に、図書館や体育館があって、
それを越えると、うっそうとした森になる。
ぐるっと一周すると、ぐっと疲れが来た。
野球場では、いま、試合が始まろうとしていた。
ストライクが入らないピッチャー、
塁に出れば、1球ごとに塁を進ませる。
やっている本人は、それなりの緊張感だろうが、
見ている方は、本当にのどかな風景だ。

隣のグランドでは、少年野球の試合が終わったところだった。
コーチが、大声で注意をしている。
遠ざかっても、全然、声が小さくならない。
ごついだみ声だ。
なぜ、少年野球のコーチは、
昔の市場の八百屋さんのようなだみ声が多いのだろうと、
ひとりで笑ってしまった。

すると、ふと、「俺は、何しにこの公園に来たのか。」と言う思いになって、
それが、瞬時に出なくて、
昔のことだけじゃなく、
今のことも忘れてしまうようになったのか、と、
また、ひとりで笑ってしまった。