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おっちゃんの「日々こもごも」

2009年7月28日

絵本『地雷ではなく花をください』

筆者:おっちゃん スタッフが、絵本をくれた。
「難民を助ける会」の活動を続けてこられた柳瀬房子さんが文章を書いて、
葉祥明さんが、きれいな色であふれる絵にされた。

これは、5部作になっていて、57万部を突破。
収益は、地雷・不発弾の除去活動に活用されている。
この10年間でカンボジア、アフガニスタンなど
世界約998万平方メートル(東京ドーム213個分)の安全が確保された、と
本の帯に紹介されている。

本の末尾には、黒柳徹子さんの報告が載っている。
わたしが、この前紹介したボスニア・ヘルツエゴビナの南部の街、
モスタルの「スタリ・モスト」で見た
「MINE」の黄色いテープの衝撃も語られている。
このテープは、「この先に地雷が埋められている危険がある」という印。
しかし、ほとんどの地域には、
こんな目印はなく、
時に、子どもの大好きなお菓子やチョコレートに似せた姿をしている、という。

ボスニア・ヘルツエゴビナ中に、推計300万個、
旧ユーゴ全体では1000万個に及ぶという。
姿を隠した地雷、
姿のない劣化ウラン弾。
内戦が終わっても、当事国が除去するわけでもない。

地雷を撤去しても、後は不毛の土地。
やっと、実りのスタートに立つだけ。
土は、多くの血も吸っているだろう。

そこに花を咲かせようなんて、
なんて、「つらい夢」なんだろう。