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おっちゃんの「日々こもごも」

2009年4月04日

ガンベール、木のうつわの衝撃。

筆者:おっちゃん ミッドタウンにさくらは満開。
噴水も、植物みたいに春の陽ざしに生き返る。

「21-21DESIGN SIGHT」でやっている
「うつわU‐Tsu-Wa」を見てきました。
ルーシー・リイーのうつわを愉しみに行ったのに、
エルンスト・ガンベールの作品に心奪われて帰ってきました。

最初に迎えてくれたガンベールの作品は、衝撃でした。
割れた木の実のような生々しさ。
うつわというけれど、何を盛るのだろう?
盛るというより、むしろ、
身体を器にして、体の中に入ってくるような迫力。
これは、何だろう?
いつまでたっても、引出にしまえない思い。
手に持ったまま、宙ぶらりんのまま、思いはただ強まっていくだけ。

続いて展示されている、
木をろくろで回したようなガンベールの作品も美しかったけれど、
わたしの思いは、一発目の作品から離れない。
続いて、お目当てのルーシー・リイーへも、なかなか心が移っていかない。
土のうつわなのに、
風にそよいでいるような動きを感じる。
いいなあ、と思うけれど、
いつしか、思いはガンベールの「割れた木の実」に帰っていく。

この思いを言葉にしたい。
言葉にできたら、幸せだろう。
いや、探しているときが、いちばんの幸せかもしれないけれど。