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おっちゃんの「日々こもごも」

2009年3月27日

黒潮が育てたクロマグロ。

筆者:おっちゃん 23日(月)、鹿児島駅前のホテルから、車で1時間30分、
南さつま市にある「まぐろ養殖場」に行ってきた。

高速道路を抜けても気付かないほど、一般道路も整備されている。
なだらかな稜線の山並みを見ながら、車は快適に走る。
一般道路でも、クラクション一つ聞かない。

いつしか道が曲がりくねるようになり、
山が急に途切れ、
島影が目に飛び込んで、海がひろがった。
最初の港を過ぎて、大きく視界が開けると、
目的地、野間池港についた。

港なのに、波が静かで、
山の上から見下ろすと、「池」のように見えるところから、
この名がついた。

小舟で生け簀へ。
10分ほどで、防波堤の内側に広がる生簀についた。
ほんとうには、朝9時から始まるマグロ釣りを見学する予定だった。
あいにく、注文が延期になり、
餌をやるところを見ることになる。

スコップで、あじを掬って、生け簀の真ん中に放り込む。
マグロが飛び跳ねて、魚に食いつく。
少し間隔をあけながら、続く。
しばらくすると、手で一尾一尾ふたつにちぎって、
投げ入れる動作に変わった。

案内してくれた人が説明してくれる。
「社長がいてたら、注意されますね。間隔がよくないとか。」
「どこがですか」
「マグロの食いつき具合を見ながら、微妙に変えるのですよ。
投げ入れる場所や、時間を。」
そんな微妙なものなのか。
「そりゃあね、たっぷり食べてもらわなくてはいけないし、
残されたら、餌が無駄だし、海の底に沈んで、海を汚す。」
なるほど。
配合飼料で育てる養殖場は、ホースで機械的に投げ込むから、
大量に余らせた飼料が、海の底に沈殿するという。

市街地に戻って、
見学した養殖場のマグロを扱う店に案内してもらった。
刺身をご馳走になった。
赤味は、さっぱりとした甘み、
トロは、しっとりとした脂がのって、雪が解けるように消える。
現地で見学した後だから、なおさら、うまかった。
さすが、天皇杯に輝いたマグロ、と言うと、
では、寿司も、と出てきた。

おいしいものを食べたら、
素直に感激して、声を上げることですね。