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おっちゃんの「日々こもごも」

2009年3月04日

おっちゃんは、映画を愉しむセンスがないのかな。

筆者:おっちゃん 「おくりびと」が、アカデミー賞外国語映画賞を受賞して、
大騒ぎですよね。
わたしも、ずいぶん前に観たんですが、
たいして印象に残っていないのです。

確かに、納棺師の世界には、引きずり込まれました。
とても身近なはずなのに、全然視界に入っていなかった。
それを、長い間、あたためていた本木さんは偉い。
所作も美しかった。
でも、ストーリーは、やっぱりそうですか、
観て損はなかったですよ、という感想なんです。

「チェンジリング」も観てきました。
イスの肘を堅く握りしめて、見通さなければならないほど、
緊張感にあふれた映画だったのですが、
そんなにすばらしい映画かな、という思いです。
殺人犯の役者は、素晴らしかった。
警部は、ファンバスティンに似ていた。
そして、ウォルターくんの「取りかえ子」が、
深く印象に残った。

「取りかえ子」が、どうして、
平然として生活をいっしょにできたのか、分からない。
アンジェリーナ・ジョリー演じる母から、
なじられ、詰め寄られ、哀願されても、
顔色を変えずに、いっしょに暮らしている。
わたしには、殺人犯以上に怖かった。
だったら、この少年こそ、主役じゃないか、と思い、
そんな筈はないから、不自然さ、後口の悪さは、ずっと残った。

「おっちゃん書房」では、原則、批判は禁じ手にしています。
だから、つまらん映画だという気はありません。
ただ、世間の評判と自分の印象は随分ずれているな、
映画見るセンスがないのかな、
これも、老化の一つかな、としみじみ考え込んでしまいました。