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おっちゃんの「日々こもごも」

2009年1月19日

27年ぶりの記者クラブ。

J筆者:おっちゃん FLに昇格した町田ゼルビア。
「いよいよ、Jリーグが見えてきた。」
その意気込みを示すために、
エンブレムをつくりかえ、
マスコットも制作することになりました。

幸せなことに、うちの会社で担当させてもらいました。
町田ゼルビアに関東リーグの時からかかわってきたご褒美でしょうか。
 
先週、町田市役所にある記者クラブで発表することになり、
ゼルビアの社長、役員とごいっしょに、
おっちゃんもデザインにかかわった人間として説明に伺うことになりました。
 
おっちゃんは、新聞記者として社会人をスタートしました。
その後、広告関係に転身し、
さらに30歳過ぎて、ベンチャー企業に転職。
昔の経験を生かして、広報も担当することになりました。
 
転職して、1カ月ほどして、
その企業で、初めて記者発表することになりました。
おっちゃんが、東京商工会議所にある記者クラブに申し込み、
なんとか、受けてもらう。
 
当日、会社中、いささか興奮状態。
やっと、ここまでこぎつけた、と役員さんは、感慨深い。
おっちゃんと社長は、2台のタクシーに分かれて
日比谷の記者クラブに向かいました。
 
30分ぐらい前に着く予定で出たのですが、
車が混んでいて、おっちゃんが着いたのは、10分ぐらい前。
社長は、すでに着いていると思って、記者クラブに入ると、
なんと、まだ着いていない。
 
えらいことや。
5分前、記者クラブの幹事会社の人が、
怖い顔をして近づいてきた。
「社長、まだなの。」
「はい、早くに出たのですが。」
「キミねえ、午前中に堤清二さんが来てたんだけど、
堤さんでも、1時間前に着いて、待ってたんだよ。」
いかにも、ベンチャー企業ごときが、なめてんのか、という感じ。
 
定刻になった。
「もう、流そう。」
やばい。どうしょう。
「やめ、やめ。」
幹事会社の人の声が、いちだんと大きくなった。
 
なにか、言わなくては。
おっちゃんは、覚悟を決めた。
「すいません、今から、ビルの玄関を見てきます。
社長の姿が見えなければ、諦めます。
それまで、待ってください。」と言った。
 
記者は、うーんと唸って、
「いいよ、見てきな」と言ってくれた。
おっちゃんは、小走りにエレベーターに行き、
一階まで下りた。
エレベーターのドアが開いて、
笑顔で玄関を入ってくる社長が見えた。
 
こうして、記者発表は無事に終えることができ、
経済面に10行ほどの記事になりました。
俗にいう「ベタ記事」です。
 
その朝、今度は、
役員から、「あーあ」と深いため息を聞くことになりました。
 
(まだ、後日談があるのですが、27年前の昔話は、この辺で...)