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おっちゃんの「日々こもごも」

2008年10月14日

さよなら、サンパ。

筆者:おっちゃん サンパは、小さな喫茶店。
小田急の町田駅を出て、歩いて1分ほど。
大きな商店街を小路に外れたところにある。

同じところで、30年営業してきた。
こじんまりとした空間に、
カウンター席と小さいテーブル4つ。
コーヒーメーカーも、製氷機も、食器洗い機も、
10年以上の年季ものだが、
いつもピカピカに磨かれている。
清潔感があふれていて、
コーヒーのいい香りの透明感が、いっそう味わえる。
バブル後は、ご夫婦ふたりの静かな店。

この前、行った時に、
10月27日をもって、閉店すると聞かされた。
思わず、声が出た。
その自分の驚きに、驚いた。

私は、月に一度か、二度、寄るぐらいの客だった。
自転車で走った時、途中での休憩拠点。
もう一度は、町田まで本を買いに出かけた時、
その帰りに、サンパでコーヒーを飲みながら、
買ってきた本を取り出し、
どれから読もうか、眺め読みする時間が好きだった。

店にいるのは、たかが30分程度。
ときには、マスターや奥さんと世間話で時を過ごす。
「残念やねえ。」
「そう言って頂ければ、」
「もう、こんな喫茶店ないねえ」
「無理ですよ、もう成り立たない。」

新規開拓しょうと思っても、
こんな店はなくなるばかり。
振り返れば、通ってきた道がフェイドアウトされていく感じ。
さびしいね。